熟年離婚

4月のある日、作家の五木寛之さんがお昼のワイドショー番組に出ているのを
見ました。

熟年離婚について「じつにもったいない。長年連れ添いさまざまなことを
ともに体験してきた友達を捨てるようで、ほんとうにもったいない」と
非難というより哀れんでいました。

五木寛之さんの言葉が、とても当たり前で「その通り」と納得しました。

熟年というと、60歳前後でしょうから30年から40年一緒に同じ屋根の
下で生活しています。自分のために食事を作ってくれたりコーヒーを入れて
くれたり、子供を産んでくれたり育ててくれたり、風邪をひいたりしたら
すりりんごをすって食べさせてくれたり、会社に電話してくれたり。ここまで
してくれる人は誰もいません。

そういう妻を、あるいは夫を見捨てるのだから、余程何か我慢できないことが
あったのでしょうが、客観的にみるともったいなくて仕方がありません。

いい年のおばさんたちが、韓流の映画に夢中になってスターの追っかけを
やっていますが、別に映画を見るのは悪くないですよ。しかし、夫には関心を
向けないでドラマに夢中になり過ぎると、傍にいる夫は寂しいですよ。
まして、家を空けて韓国旅行まで出かけるとなると、夫も我に帰って考える
時間を持つのかも知れません。

そういう妻に誰がしたの?と原点に帰ると「自分がしたんだ」ということが
わかる。それで、自分はいかに妻を愛してきたのか?→結局は自分が妻を
大事にしていなかったのではないか?

そこまで気づけばハンセーイ。離婚の前に人生最大の大芝居を打って妻を
自分の心に取り戻す取り組みにチャレンジしてもいいのではないか?

家庭内離婚とか家庭内別居とかセックスレスとか離婚前の状態をいくらか
続けていたら、自分の愛情に問題がなかったかを検証し、それまでの言動を
反省して改善し出直しを図るべきではないでしょうか。

離婚した歌手のMさん夫婦が別々に演歌を歌っているのを聞くにはききますが、
何故か心に響かないのは僕だけでしょうか?